【野々市市】夏の風物詩「虫送り」に参加してきました!

夏真っ盛りの季節がやってきましたね。野々市市の伝統行事「虫送り」の時期がやってきて、市内での市指定無形民俗文化財の虫送り(富奥地区)に、家族と一緒に参加させていただきました。mushiokuri_01
2025年7月19日(土)、夕方になると、地区ごとに集まってくる参加者の皆さん。松明に火が灯ると、子どもたちの目がキラキラと輝いて、なんだかソワソワしている様子がとても微笑ましかったです。mushiokuri_02昔々、農薬がなかった時代に、火と太鼓の音で害虫を追い払っていたという由来を聞くと、先人の知恵に改めて感心してしまいます。mushiokuri_03いよいよ出発です。太鼓の音がカーブを曲がるたびに「ドドーン」と響いて、その音が体の芯まで伝わってくるんです。巡行が進んでいくと、沿道の近所の方々が手を振って迎えてくださって、野々市の地域のつながりの温かさをひしひしと感じました。子どもたちは少し緊張気味でしたが、松明の火を大切に守りながら歩く姿が本当に愛らしくて、思わず応援したくなってしまいます。

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到着する頃には、あたりはすっかり暗くなっていました。

最後はスポーツランドふれあい広場に全員が集結して、火縄でできた「虫送」のアーチをくぐって、見事に虫を追い払ったという流れになります。広場では大きな焚火が勢いよく燃え上がって、風に舞う火の粉がとても幻想的で美しかったです。mushiokuri_05大人も子どもも、太鼓の迫力ある競演に圧倒されていました。特に印象的だったのは、子どもたちが一生懸命に太鼓を叩く姿。勇ましいんだけれど、どこか可愛らしくもあって、親御さんたちからも「頑張って!」という温かい声援が飛んでいました。mushiokuri_06虫送りの後は、すこやかホールで「子供すもう大会」が開催されました。太鼓や松明で盛り上がった余韻がまだ残る中、熱のこもった取り組みが繰り広げられていました。勝利を手にした子どもたちはもちろん嬉しそうでしたが、残念ながら力及ばなかった子も。中には悔しくて泣いてしまう子もいたんです。mushiokuri_08でも、勝ち負けよりも大切なのは、一生懸命に取り組む姿と、それを温かく見守る地域の皆さんの眼差しなんだなと感じました。これこそが、この行事の本当の意味なのかもしれません。mushiokuri_07地元の子どもたちにとって「虫送り」は、普段なかなか体験できない火や太鼓に触れる貴重な機会であり、地域の歴史とつながることができる特別な行事です。まだ体験されたことがない方も、2025年7月26日(土)の押野地区の虫送りに足を運んでみてはいかがでしょうか。※詳細は、野々市市の公式インスタグラムページをご覧ください。

お子さんの夏の思い出づくりとして、ご家族での参加にもぴったりです。きっと心に残る素敵な体験になると思いますよ。

野々市市スポーツランド ふれあい広場はこちら↓

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