【白山市】350年受け継がれる「魂の舞」に感動。国指定重要無形民俗文化財「東二口文弥人形浄瑠璃 でくの舞」定期公演が開催!
白山市の冬を彩る伝統芸能、東二口地区に伝わる「文弥人形浄瑠璃(ぶんやにんぎょうじょうるり)」をご存じでしょうか。通称「でくの舞」と呼ばれ、国指定重要無形民俗文化財にも登録されているこの舞台は、350年もの間、雪深い山里で大切に守り続けられてきました。
かつて集落の有志が京都で習得し、郷里に伝えたのが始まりとされるこの芸能は、独特の節回しである「文弥節」と躍動感あふれる足拍子が大きな特徴。文弥の原形を今に留める貴重な伝統文化として知られています。
担当者の方にお話を伺ったところ、この舞台の最大の見どころは、人形遣いが体全体を使って表現する「喜怒哀楽」だそうです。人形と遣い手が一体となり、時に力強く、時に優しく舞う姿は、まるで人形に魂が宿ったかのような生命力を感じさせます。
特に足踏みをするシーンは躍動感たっぷりで、350年以上前の当時の雰囲気をそのまま肌で感じることができるのも大きな魅力です。
伝統芸能と聞くと「内容が難しいのでは?」と構えてしまうかもしれませんが、その心配はいりません。各演目の上演前には、紙芝居を使って物語のストーリーを分かりやすく解説してくれます。事前に予習をする必要がなく、初めて見る方でもすんなりと物語の世界に入り込むことができるので、どなたでも気軽に足を運ぶことができます。
実は筆者も昨年、子どもを連れて実際に公演を見に行きました。会場には小さなお子さんの姿も多く、幅広い世代の方が熱心に見入っている姿が印象的でした。人形の動き一つひとつに熱気がこもっており、大人も子どもも引き込まれる圧倒的なパワーに深く感動したのを覚えています。
2月21日(土)19時~ 演目:源氏烏帽子折
2月22日(日)14時~ 演目:大職冠
2月28日(土)19時~ 演目:出世景清
3月1日(日)14時~ 演目:酒呑童子
演目は毎年恒例のものですが、その日の空気感や遣い手の感情によって、人形が見せる表情も刻一刻と変化します。「この瞬間の表情は、今日この時だけ」という一期一会の躍動感は、まさにライブならではの醍醐味。
白山市が誇る歴史ある「でくの舞」。この冬はぜひ、ご家族や友人と一緒に、時を越えて愛される伝統の鼓動を感じに出かけてみてはいかがでしょうか。
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