【白山市】道の駅めぐみ白山で俳句ポスト特選句展開催中!市民の俳句で感じる四季
宮丸町の道の駅「めぐみ白山」では、全国から寄せられた俳句の中から選ばれた名句を紹介する「俳句ポスト特選句展」が開催されています。現在、会場は毎日9:30~18:00まで開放されており、展示は2025年4月13日(日)まで行われます。入場無料なので、春のドライブやお買い物の途中に気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。今回展示されている俳句は、白山市内に設置された「俳句ポスト」に投函された作品の中から、春・夏・秋・冬の各季節ごとに選ばれた特選句です。一年間で選ばれた特選約20作品に加え、市内の小中学校・高校で実施されている「学校俳句ポスト」の入選作品(前期・後期)も展示されています。
季節の移ろいを詠んだ句や、日常の何気ない一コマを切り取った句など、短い言葉の中に作者それぞれの感性が光る作品ばかりです。地元ならではの情景を描いた作品もあり、「こんな視点があったんだ!」と新たな発見があるかもしれません。俳句に詳しくない方でも、掲句を読めばふと情景が思い浮かんだり、季節の空気を感じたりできるはず。ぜひ身近な言葉で綴られた名句の世界を楽しんでみてください。
ところで「俳句ポスト」とは、ご存じでしょうか。白山市では市民が気軽に俳句に親しめるよう、市内約50か所にどなたでも投句できる俳句ポストが設置されています。例えば公民館や道の駅などにある専用ポストに、備え付けの投句用紙で俳句を書いて投函すればOK。ポストに直接投函する場合は切手不要で、その場で簡単に自作の俳句を応募できます。
集まった投句の中から千代女の里俳句館が季節ごとに優秀作品を選び、「広報はくさん」や同館ホームページ上で特選句として発表しています。さらに毎年3月末には入選句集が発行され、入選者にはその句集がプレゼントされる仕組みです。今回の特選句展に並んでいる句は、まさにこうして選ばれた白山市民をはじめ全国の俳句愛好家の力作というわけですね。
自分の詠んだ俳句が展示されたり冊子に載ったりするのは、作者にとって大きな励みになりますよね。地元の作品がみんなに紹介されることで、「次は自分も挑戦してみようかな」という新しい俳句ファンが生まれるかもしれません。白山市は江戸時代の俳人・加賀の千代女を輩出した俳句のまちでもあり、千代女の里俳句館を拠点に地域の俳句文化を盛り上げています。
こうした市民参加型の展示を通じて、身近な場所で俳句文化を楽しむ輪が広がっていくのは素敵なことですね。短い17音の中に季節感やメッセージがぎゅっと詰まった俳句は、読む人それぞれの想像力で広がります。会場でお気に入りの一句に出会ったら、ぜひその情景を思い描いて味わってみてください。
そして興味がわいたら、あなたも俳句ポストに一筆投じてみてはいかがでしょう。地元発の俳句文化をみんなで楽しみながら、素敵な春のひとときを過ごしましょう。
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